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【レポート】東レがアジアクラブ選手権男子大会四戦目で大会初勝利を上げる!

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2018.08.06

この日5-8位決定戦を迎えた東レアローズは、昨日の試合で、東レが苦しんだアティラウVCと互角に戦ったランカライオンズ(スリランカ)と対戦。セルビア人の監督を要するランカライオンズは、12番のセッター、フェルナンド・パンディゲを中心に攻撃を組み立てる、組織力が武器のチームです。試合は、東レが髙橋健太郎の5本のサービスエースや鈴木悠二、星野秀知らの活躍で、第2セットは奪われながらも、実力の差を見せつけ今大会初勝利を収めました。この結果、東レは、明日6日13:30(日本時間16:00)より、5位の座を賭け、ナコーンラーチャシーマ ザ モール (タイ)と対戦します。


<5-8位決定戦>8月6日(日) 
東レアローズ 3(25-20,19-25,25-20,25-21)1 ランカライオンズ(スリランカ)


第1セット
今日の試合、何としてでも初勝利をあげたい東レは、昨日からスターティングメンバーを入れ替え、峰村雄大、伏見大和を起用します。序盤から勢いに乗ったのは東レでした。髙橋の強烈なジャンプサーブがランカライオンズのサーブレシーブを乱し、伏見のブロック、相手のミスを誘い三連続ポイントで4-1とリードします。中盤、ランカライオンズのオポジット、スダシンゲ・プラサナのジャンプサーブで守備が乱れ連続得点を取られた東レでしたが、その後は着実にサイドアウトを取り、終始このセットをリードします。最後は昨日の試合で悔しい思いをした戸嵜嵩大が鋭いスパイクを決め、このセットを25-20で取ります。

第2セット
危なげなく第1セットを取った東レでしたが、第2セットは今大会を通じて課題の残るサーブレシーブに苦しみます。拮抗した展開が続く中、中盤、ランカライオンズのキャプテン、グナラスナ・チャマラとプラサナのサーブに崩され連続ポイントを取られ、8-14と大きくリードされます。流れを変えたい東レは、伏見に変え、小宮雄一郎をミドルブロッカーで起用します。終盤、小宮が起用に答えブロックを決め、13-17と追いつきそうな雰囲気となり、ランカイオンズにタイムアウトを取らせます。タイムアウトを取らせた東レでしたが、またもやチャマラとプラサナのサーブで崩され、オポジット落合一貴がブロックに捕まり点差が広がります。最後はプラサナのサービスエースで、第2セットをランカライオンズが19-25で取ります。

第3セット
このまま昨日のような展開にしたくない東レは、このセットから今大会初めて戸嵜をオポジットで起用します。また、小宮、鈴木、星野をスターティングメンバーで起用します。1ポイント目から星野のフェイントが決まったこのセットは、途中出場のメンバーが大活躍します。鈴木の相手のブロックを突き飛ばす豪快なスパイクで一回目のテクニカルタイムアウトを8-6とリードした東レは、セッター阿部裕太のサーブでランカライオンズを攻め、オポジット、戸嵜が連続で決め、点差を広げます。さらに鈴木の二連続サービスエース、小宮の的を絞った的確なブロックでリード東レは、このセット、ランカライオンズの監督を怒鳴させるほど相手を追いこみ、25-20で初勝利まであと一セットとします。

第4セット
三試合連続のフルセットを避け、初勝利を手にしたい東レは、このセットも第3セットと同じスターティングメンバーを起用します。中盤まで競う展開が続いたこのセット、点差がついたのは、セッター阿部のサーブからでした。阿部のサーブでランカライオンズのリベロ、シェッタゲ・イングルワッタゲのサーブレシーブが二連続で東レのコートに直接帰ってくると、戸嵜、星野が冷静にアタックを決め、12-9とリードします。鈴木の強烈なスパイクなどで、サイドアウトが続いた東レは、ついにランカライオンズのセッター、パンディケを引きずり降ろします。終盤、髙橋に代わり、伏見が入ると、連続で力強いサーブを決め、点差を広げます。最後はセッター阿部が相手のオポジット、プラサナをブロックで仕留め、25-21で東レが嬉しい大会初勝利を上げます。この結果東レは、明日の5位決定戦に回ることとなりました。

○試合後コメント

小林敦監督
「ゲーム的にはまだ課題の残る試合内容だったが、今大会初勝利を収めることができ、選手たちはよくやったと思う。課題が山積しているので、すぐにそれを克服することはできないが、明日もう一試合残っているので、課題克服の手掛かりとなるような試合にしたい。5位、6位決定戦となるが、5位になって日本に帰りたい。」


鈴木悠二選手
「序盤、昨日の試合で疲れていたのか、チームに元気がなかったが、途中で出場した選手がボールを繋いで決めることができたので、良かったと思います。明日は最後の試合となるので、しっかりと勝って日本に帰りたいです。」