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【V1女子】今週の見どころ(3/4-3/5)

コラム

2023.03.01





3/4-5 見どころ/V1女子:磨いてきた強みをぶつけ合う 特徴的な“対決”も楽しみなV1女子


※新型コロナウイルス感染症の影響により、大会日程、会場は変更になる可能性があります。

最新の情報は、チームのHP、ならびにVリーグオフィシャルサイトなどでご確認下さい。

 

 先週末は東レアローズ(1位・206敗)、久光スプリングス(4位・179敗)、デンソーエアリービーズ(8位・1115敗)が連勝。NECレッドロケッツ(5位・1610敗)とトヨタ車体クインシーズ(7位・1214敗)、KUROBEアクアフェアリーズ(10位・817敗)が連敗を喫した。2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 WOMENV1女子)において、ほかの6チームは11敗で2月最後の週末を終えている。

 V・レギュラーラウンドは残り4週で、各チーム78試合を戦う。3月に突入する今週末も3会場に4チームずつが登場して各2試合、土日で異なる相手と対戦し、全体では12試合が行われる。

 

 単独で首位に立った東レは、チーム別の技術集計においてアタック決定率、バックアタック決定率、アタック決定本数の3項目でトップに位置している。実はこれら3項目について、現在はすべて東レ、JTマーヴェラス(2位・197敗)、久光の順に13位となっており、いずれも攻撃が機能しているチームだと言える。

 ブロック決定本数(1セットあたり)のトップはPFUブルーキャッツ(9位・1016敗)で、デンソーと埼玉上尾メディックス(3位・187敗)が続く。驚きなのは、ここで東レが12番目の最下位であること。一方、サーブ効果率では今度はPFUが最下位に回る。なお同項目の1位はNECで、ほぼ同率の2位がトヨタ車体。3位はKUROBEとなっており、いずれもアタックに関する項目と上位の顔ぶれが大きく異なっている点が興味深い。

 最後にサーブレシーブ成功率を見ると、1位は埼玉上尾メディックス。以下、久光、東レ、JTと続いており、この4チームは現状の上位を占めていることがわかる。

 

 

 それぞれのチームが強みを生かし、狙いを持って強化・進化を続けてきた今シーズンも後半戦。それぞれの武器を存分に生かしたぶつかり合いに期待したい。

 上記の内容から特徴的なカードを考えると、一つは35日(日)の埼玉上尾とトヨタ車体の一戦。会場は埼玉県立武道館(上尾市)で、山岸あかね主将や岩澤実育ら、ホームの埼玉上尾が誇る鉄壁のサーブレシーブ陣に対し、トヨタ車体は鴫原ひなたや大川愛海の強力なサーブでどれだけの効果を上げられるのか? なお山岸は、通算230試合出場まであと1試合と迫っており、ホームでの達成が期待される。

 

 ほかには、同日にひたちなか市総合運動公園総合体育館(茨城県)で行われる東レ対PFUや、ベイコム総合体育館(兵庫県尼崎市)でのJT対デンソーといった「アタック力」と「ブロック力」の対決も気になるところ。ほかにも、皆さんだけが知っているさまざまな「対決」を楽しみに、各会場で熱い週末を過ごしていただきたい。

 

<2月26日現在の順位>

 

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