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【V1男子】今週の見どころ(10/17-18)

コラム

2020.10.15

10/17-18見どころ/V1男子


開幕スタートダッシュを決めるのは

 

 1017日(土)、白熱の国内最高峰の舞台、2020-21 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(V1男子)が幕を開ける。今季のV1男子のV・レギュラーラウンドは10チームが4回戦総当りで行われ、毎週末に2試合連続で同一の対戦カードとなる点が例年とは異なる。初戦の結果を踏まえて、翌日にどのような戦術を繰り出すかが勝利の行方を左右することだろう。

さて、昨季はジェイテクトSTINGSがパナソニックパンサーズとの激闘を制し、初のリーグ優勝そして令和初代チャンピオンに輝いた。日本バレーボール界を代表するアタッカーとなったジェイテクトの西田有志のパフォーマンスは今季も必見だ。

 

開幕週は橿原市会場で東レアローズを迎えての試合となり、ホームの利を生かして連覇へスタートダッシュを決めたいところ。対する東レは2020年度日本代表登録メンバーに選ばれた富田将馬や今季はチームで唯一のリベロ登録となるルーキーの山口拓海らフレッシュな力が昨季王者を相手にぶつかっていく姿に注目したい。

 

開幕週は大阪府内の3会場で開催

 

ジェイテクトの奈良を始め、今週は関西地方とりわけ大阪での開催が多い。というのも、今季はホーム&アウェー方式が採用されており、大阪を本拠とするV1男子が多いことも理由の一つ。今季は大阪府内3会場が舞台となって開幕する。

枚方市会場では昨季準優勝のパナソニックがホームでFC東京を迎えて戦いをスタートさせる。昨季、リーグ通算得点日本記録を達成して、ケガからの完全復活を遂げた清水邦広はもちろん、成長著しい久原翼が昨季以上の活躍を見せてくれそう。FC東京も昨季はルーキーながら攻守でチームをリードした迫田郭志に大きな期待が寄せられる。

  

 堺市会場では堺ブレイザーズがVC長野トライデンツと対戦。セッターの関田誠大、リベロの山本智大ら、若手アタッカーの樋口裕希ら日本代表登録メンバーを擁する堺は2017/18シーズンの7位から6位、5位と毎年順位を上げており、今季はさらに上位を目指したいところ。VC長野は長年チームの顔でもあった栗木勇が引退したが、東レから戸嵜嵩大が移籍加入、また2年目の池田幸太も貢献度が増すこと必至で、V1昇格後2季連続最下位から抜け出すシーズンにしたい。

  

 そして箕面市大会ではサントリーサンバーズがウルフドッグス名古屋と対戦する。なんといっても、注目は4シーズンぶりにサントリーのユニフォームを着る柳田将洋。海外での3シーズンを経て、さらに進化したプレーでチームを勝利に導くだろう。対するWD名古屋は高梨健太勝岡将斗山崎彰都らネクストブレーカーがそろい、彼ら若手の勢いとベテランの安定感が融合すれば、おもしろい戦いを見せてくれるはず。

  

 最後に、大分市会場ではホームの大分三好ヴァイセアドラーがJTサンダーズ広島を迎える。大分三好はWD名古屋から高松卓矢が期限付き移籍し、地元に凱旋。シャツネームの“TAKAMATSURI”の通り、高松がお祭りのようなアタックを弾けさせるか。はたまたJT広島の昨季ブロック賞、小野寺太志がそれをはね返すか。熱い戦いとなりそうだ。




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