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【レポート】好調のパナソニック、快勝でベスト4進出!~2019アジアクラブ男子選手権大会6日目~

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2019.04.24

 「2019アジアクラブ男子選手権大会」は休養日を挟んだ大会6日目の4月24日(水)、クォーターファイナルラウンド(準々決勝)が行われました。順位決定予備戦Pool Fを1位通過した日本代表チームのパナソニックパンサーズは、Pool Eを4位通過したオーストラリア代表のクイーンズランドパイレーツと対戦しました。
 パナソニックが終始主導権を握るゲーム展開となりました。今大会で初めてスタメン出場した大竹壱青を筆頭に、途中出場したメンバーも高いパフォーマンスを発揮。ストレートで勝利を収め、パナソニックは準決勝へと駒を進めました。
 決勝進出をかけ、明日4月25日(木)はアルライヤンクラブ(カタール)と対戦します。台北市立大学天母キャンパス体育館にて16
:00 (日本時間 17:00)より開始予定です。



<準々決勝>4月24日(水) 

 パナソニックパンサーズ 3(25-14,25-18,25-9)0 クイーンズランドパイレーツ(オーストラリア)


 戦 評 


第1セット 〔2深津、4大竹、6白澤、7久原、10山内、13クビアク、L17永野 <途中出場>19陳
 立ち上がりはクイーンズランドパイレーツにミスが続く。パナソニックはサイド陣が確実にスパイクを決め、8-2でファーストテクニカルタイムアウトを迎える。中盤もパナソニックがブレイクを重ねる。大竹のサービスエースで7点差、深津英臣のブロックポイントで8点差、大竹のスパイクで9点差とし、16-7でセカンドテクニカルタイムアウトを迎える。タイム明け、クビアク・ミハウのサーブで相手レシーブを乱し、大竹がダイレクトで叩き込み10点差とする。クイーンズランドパイレーツもニコライディス・マークがブロックやスパイクで得点を重ねるが、最後は深津のサーブからクビアクのダイレクトアタックが決まり、パナソニックがセットを先取する。


第2セット 〔2深津、4大竹、6白澤、10山内、15福澤、19陳、L16伊賀、L17永野
 パナソニックはアウトサイドヒッターを福澤達哉と陳建禎に代える。スタートこそクイーンズランドパイレーツがリードしたが、福澤のブロックポイントでパナソニックが逆転。山内晶大のスパイクなども決まり8-6でファーストテクニカルタイムアウトを迎える。中盤は陳がブロックにスパイクにサーブに大活躍。大竹のブロックも相手に大きなプレッシャーを与え、終盤にはリードを7点に広げる。クイーンズランドパイレーツもセフォー・クレイトンの2連続サービスエースで怒涛の追い上げを見せるが、福澤のブロックでパナソニックが24点目をとると、最後はスパイクミスでパナソニックがセットを連取。アウトサイドヒッターの二人の活躍が光った。

第3セット 〔2深津、3山添、4大竹、10山内、15福澤、19陳、L16伊賀 <途中出場>5渡辺、20新
 パナソニックはミドルブロッカー山添信也を起用。立ち上がりはチャレンジが続き、重い雰囲気となるも、大竹や山添が躍動したパナソニックが主導権を握る。クイーンズランドパイレーツもリリーフサーバーのティエレ・ユアンがサービスエースを決めるなど見せ場は作ったが、ここまで負けなしのパナソニックの勢いを止めることができない。後半は陳のサーブ、山添のサーブのローテーションでパナソニックが連続ブレイク。それぞれサービスエースも決め、クイーンズランドパイレーツを圧倒し、25-9と大差をつけてゲームセット。連勝を5に伸ばし、パナソニックは準決勝へと駒を進めた。


 試合後コメント 

川村慎二監督
「スタートから終始良いリズムで戦うことができた。サーブで攻め、ブロック、レシーブが機能し、良い形で戦い抜けたと思う。アジアチャンピオンまで残り2戦、まずは明日の試合に全力で挑みたい。」


大竹壱青選手
「今大会で初めてスタートから出場した。1戦も落とせないトーナメントの初戦を、パナソニックらしいバレーで勝てたことが良かったと思う。まだまだ試合で活躍できるよう頑張りたい。今日の勝利の勢いのまま、明日、明後日とチーム一丸となり勝利をつかみにいきたい。」


陳建禎選手
「少し驚きではあったが、コートに戻り、プレーすることができた。本当に幸せだと感じている。20日の試合で指を負傷してしまったが、固定してプレーしているので問題ない。優勝を勝ち取るために全力を尽くす。」


アジアクラブ選手権の試合情報は特設サイトをご覧ください。
https://www.vleague.jp/asiaclub2019/