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【レポート】NECがファイナル進出決定!~V・ファイナルステージ 女子ファイナル6横浜大会(3/4)~

試合

2017.03.04

2016/17V・プレミアリーグ女子 V・ファイナルステージは3月4日(土)、横浜文化体育館にてファイナル6の6日目が行われました。

第1試合はNECレッドロケッツが久光製薬スプリングスにストレート勝ちを収め、ファイナル6の1位通過を確定してファイナルへの進出が決まりました。第2試合は東レアローズがトヨタ車体クインシーズに3-1で勝利を収め、翌日に望みをつなげました。

<第1試合>  NECレッドロケッツ 3(25-22・25-23・25-13)0 久光製薬スプリングス
すでに3位以上を確定させているNECと、このファイナル6最終戦に勝利して結果を待ちたい久光製薬の対戦です。第1セットはNECが優位に進めます。ニコロバ,エミリヤを中心に大野果奈のコンビなどで得点を重ねると、最後はニコロバの4連続得点でNECが先取しました。第2セットもNECが先行します。久光製薬はこのセット途中にセッターを中大路絢野からベテランの古藤千鶴に代えて打開を図りますが、NECはペースを落とさず、25-23でNECが連取しました。第3セットもNECの勢いは止まりません。久光製薬はエースの長岡望悠がアクシデントにより途中で退きますが、NECは最後までディフェンスが崩れず、25-13と久光製薬を圧倒します。このストレート勝ちでファイナル6の1位通過が確定。3月17日から東京体育館にて開催されるファイナルに進出が決まりました。



VOMはNECレッドロケッツ・ニコロバ,エミリヤ選手が受賞しました。



選手コメント
■NECレッドロケッツ
島村春世 選手
「ファイナル進出をかけた重要な一戦だと意識して、チーム一丸で気持ちを全面に出そうと臨んだことがストレート勝ちに繋がりました。強打も軟打も混ぜて相手の流れを崩せたと思います」

古賀紗理那 選手
「最後まで気を抜くことなくストレートで勝てたことは自信になりました。ファイナルに向けて時間が空くので、課題を修正していきたいです」

近江あかり 選手
「久光製薬とはレギュラーラウンドでも拮抗していたので、このストレート勝ちは次につながると思います。最後の25点まで集中力を保てました。ファイナルでも今日の勢いを忘れず、気持ちで上回れるようにしたいです」

■久光製薬スプリングス
新鍋理沙 選手
「長岡や他の選手が抜けることはこれまでもありましたし。誰が抜けても勝てるようにやってきたつもりでしたが、立て直す力がなかったのでこの結果になってしまいました。チームにも自分にもまだまだ甘さがあったと思いました」

<第2試合>  トヨタ車体クインシーズ 1(21-25・25-23・17-25・17-25)3 東レアローズ
試合の立ち上がりは互角に進みますが、徐々に東レが先行します。東レは木村沙織がチームをけん引。そこに迫田さおり、カーリー,ウォーパットも絡んで攻撃の的を絞らせず、第1セットを21-25で先取しました。第2セットはトヨタ車体がポリーナ,ラヒモワ、荒木絵里香らの奮闘で25-23と取り返します。タイスコアになってからは東レが勢いをつけます。木村沙織や迫田、堀川真理らが躍動してトヨタ車体に流れを渡しません。東レは第3セットを17-25で奪うと、第4セットも勢いそのままに同じスコアで勝ちきり、セットカウント1-3で勝利を収めました。敗れたトヨタ車体はファイナル6の全日程を終了し、一方の東レは翌日にファイナル3進出の望みをつなぎました。またこの試合の結果、第1試合で敗れた久光製薬のファイナル3への進出も決まりました。



VOMは東レアローズ・木村沙織選手が受賞しました。



選手コメント
■トヨタ車体クインシーズ

荒木絵里香 選手
「自分たちでファイナル3への進出を決められるという状況で、この結果と内容だったことが、いまの自分やチームの実力なのだと思います。悔しいですが、まだまだのところは認めて、またやっていきたいです」


■東レアローズ
木村沙織 選手
「まず自分たちのできる限りのことはできました。明日のNEC戦に備えて、いい戦いが出来たらいいと思います」


迫田さおり 選手
「今日勝たないと次に繋がらない試合だったので、みんなで勝てて良かったです。今日の試合前に(木村)沙織さんと色々話して一言一言で頑張らないといけないという気持ちになったし、一本決まれば自分も乗っていこうと思ったので、さすがの一言です」