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【レポート】プレミア勢同士の熱戦で四強が決定~天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会ファイナルラウンド準々決勝

試合

2016.12.18

平成28年度 天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会のファイナルラウンドの3日目は12月18日(日)、東京体育館(東京都渋谷区)にて男女の準々決勝が行われました。今大会のベスト8は2007年に現行の大会方式になって以降、初めて男女共に全てV・プレミアリーグのチームが占めています。高校生が大学生を下したり、大学生がプレミア勢からセットを奪ったりといった健闘も見られましたが、ここまではプレミア勢が貫録を見せつける形で、全チームが準々決勝に駒を進めました。



男子の準々決勝第1試合は、豊田合成トレフェルサがFC東京に完勝して早々と翌週の準決勝進出を決めました。第2試合はジェイテクトSTINGSがJTサンダーズを相手に、第1セットを失いましたが、そこから連取して3-1で勝利しました。ジェイテクトのキャプテン・高橋慎治選手は「自分たちはいちチャレンジャーとして次の豊田合成戦に向けてやっていきたいです。この2日間の自分自身のプレーは不甲斐ないものでした。1週間あるのでしっかりと調整して、来週は自分がチームを引っ張っていきたいです」と準決勝への意気込みを語りました。



第3試合は東レアローズが堺ブレイザーズにストレート勝ち。第4試合は現在V・プレミアリーグの首位パナソニックパンサーズと3位のサントリーサンバーズの対戦が組まれました。清水邦広とクビアク,ミハウの大黒柱二人を故障で欠いたパナソニックは奮闘したものの及ばず、サントリーがストレート勝ちでベスト4最後の枠を勝ち取りました。

女子は、第1試合で久光製薬スプリングスがPFUブルーキャッツに勝利を収めました。第1セットで先にマッチポイントになったのはPFUでしたが、逆転して26-24でこのセットを取った久光製薬が波に乗って3セットを連取。ストレート勝ちで準決勝進出です。第2試合はNECレッドロケッツがトヨタ車体クインシーズに3-1で勝利しました。ホームの大田区総合体育館での開催について、古賀紗理那選手は「NECは皇后杯で優勝したことがないので、チームでしっかりプレーをして優勝を目指します。(ホームの)大田区で試合ができるので、そこで優勝出来るように頑張るので応援お願いします」とファンへメッセージ。NECはチーム初の皇后杯優勝を目指します。



第3試合は東レアローズが岡山シーガルズに勝利しました。東レは「最初はなかなかリズムを作れず上手くいかない部分がありました」と木村沙織選手が振り返ったように、岡山に先取されましたが、そこから盛り返して最後は木村選手が強烈なスパイクを決めて3-1で逆転勝ちを収めました。

女子の第4試合も男子同様に日立リヴァーレとJTマーヴェラスのV・プレミアリーグ上位同士の対戦となりました。熱戦はこの日唯一のフルセットに突入した末、日立が勝利して準決勝進出チームが出揃いました。



男女の準決勝は来週24日(土)に、決勝は翌25日(日)に大田区総合体育館にて行われます。
ぜひ会場でご観戦ください!