Vリーグ最多入場者の中サントリーが最後の王者に輝く

コロナ禍による制限がなくなり3年ぶりに通常開催が叶った今シーズン。V・ファイナルステージには上位6チームが進出し、最後の一枠を勝ち取った東レがV・レギュラーラウンド3位のWD名古屋、4位のJT広島を下し最終3位の好成績を残した。現行のV.LEAGUE最後の頂上決戦に臨んだのは、日本代表でも活躍する西田有志、山本智大らが今季加入し首位を走るパナソニックと日本勢初の世界クラブ選手権3位の座を手にしたサントリー。Vリーグ最多入場者数の大観衆が熱狂する中、ファイナルでの勝負強さを見せたサントリーが3-0でパナソニックを破り2年ぶり10度目の王者に輝いた。

NECが無敗のJTを下し初の連覇達成

今シーズンV1女子のトップをキープし続け、V・レギュラーラウンド22戦全勝の戦績でV・ファイナルステージまで一気にのぼり詰めたJT。2位のNECと3位の久光が僅差で続いた。6チームによるトーナメント戦を勝ち抜きファイナルの舞台に上がったのは、無敗の完全優勝を狙うJTとVリーグでの初連覇を目指す昨季女王NEC。第1セット、第2セットとデュースの混戦をものにしたNECに、第3セットではJTが25-16と大差を付け勝利。勝負の行方を決める第4セットでJTの勢いを封じたNECが連覇を達成し、V.LEAGUE女子最後の覇者となった。